「白…金…?」








みあの小さくて細い身体を俺は精一杯抱きしめる。





俺…何やってんだ。



彼氏ズラしてみあに怒って泣かせて。



嫉妬して猛を殴って。





大切なヤツを誰1人守れてなかったんじゃねーか。






「守ってやるから」とかエラそうな言葉ばっかり口にだして……肝心な時にみあの傍にいてやれなかった。





悲しみを苦しみを


分かってやれなかった。










「最低だな…俺」





「え…?何言ってるの?」









みあは俺に気を使ってそう聞く。



お前は優しいからな。





俺を何度も幸せな気持ちにさせてくれる。