「ふぅん…。嫌いでもいいよ 今はね」 「あ?」 冷たく白金がそう返すと雅ちゃんは去っていく。 ある程度離れた所で雅ちゃんがあたし達の方を振り返った。 「ー……っ!!!!」 雅ちゃんの視線は確実にあたしだけを捕らえ(とらえ)ている。 冷たい雅ちゃんの目に捕らえられてあたしは動けない。 足も手も顔も視線も。 自分のモノじゃないみたい。 その時雅ちゃんの口がニヤリと笑った。 ーゾクッ 身体中が一瞬にして冷えきる。 そんなあたしを見ると前を向いて歩き出した雅ちゃん。