華が睨むからニ中くんまで顔つきが怖くなってきた。
どうしよう。
この空気、どうにかして変えないと。
「あの二人とも落ち着いて…」
「教室の前を通りかかったら佐々野とお前の話が聞こえたんだよ!!!」
「聞こえた?例えそうだったとしても話しに意識を集中しないと内容なんて分からないでしょ!?」
「はぁ?もとわといえばお前が大声で話してるからだろ!?」
「あの…華…ニ中くん……」
「あたしの声のドコがデカイのよ!!??」
「今、デカイだろーが!!!!」
ーブチッ
二人の止まらない言い合いにあたしの何かが切れる。

