「その頬!!!腫れ上がってるよ!!!」





「コレは何でもねぇよ…それより」









何かを言いかけながら銀色コナンくんは自分の履いていたスリッパを脱ぎ始めた。




そして脱いだスリッパを足であたしに差し出す。











「…え?」





「お前のスリッパ履けねぇだろ

俺、今から仕事だから俺のスリッパ履いてろ」





「……銀色…コナンくん」









胸が痛いよ。



銀色コナンくん。






何でこんなに優しくしてくれるの?



止まっていた涙が再び溢れ出す。


その時感じた優しい感触……。









「泣くな


バカじゃねぇの?そんなにキツイなら涼に言えよ」





「だっ…て…白金に…知られたくなくて…」