「涼の女…」









銀色コナンくんはあたしに背を向け靴箱の方を向いている。



背中を見つめたまま震える口をゆっくり開いた。









「……な…に…?」





「誰がやったか分かるか?」





「………誰…が?」









ーー誰が?



そうだよね。誰かがやったんだよね。



あたしの事が嫌いな誰かが。





こんな事をするほどその人にあたしは嫌われてるんだ。



誰か分からないケド…嫌われるのはキツイなぁ……。







そう思った時フッと一瞬にして視界が真っ暗になった。










「みあ!?」





「おい!!!涼の女!!!」











二人の声がだんだん遠ざかっていくー………。