横から聞こえる銀色コナンくんの声にあたしは答える事が出来ない。 ードクンッ 心臓がドクドクいって止まらない。 身体からは冷や汗が流れる。 足や手はまるで石の様に重い。 「………。どけ」 そう言葉が聞こえてすぐにあたしは銀色コナンくんに靴箱の前から押し退けられた。 力が入らずフラッとよろめいて倒れそうになるあたしを華が支えてくれる。 「………んだよコレ」 銀色コナンくんの低い声が耳に響く。 あたしを支えている隣の華はあまりにもビックリしたせいか声を失っていた。