病室に帰ると



涼が来てた。





「おかえり。」





ニコって笑って




そう言ってくれる涼を見てると





『この世を去る瞬間まで一緒にいたい。』






という想いが一層強くなった。





「涼・・・。明日からもうちょっと




来る日増やしてくれないかな?」





「ん?なんで?」





不思議そうに首をかしげてるけど





まだ理由は言えない。




もう死んじゃうって分かったら





今と全然違う態度になると思うから・・・




今のままの関係でいたい。





「なんででも。」





「う・・・うん。分かった・・・。」