気づけば、ポロポロと温かい雫が頬を伝っていた。 「花蓮ちゃん・・・・どうしたの??具合でも悪いの!?」 美鈴さんが心配した顔つきで言った。 「・・・・いいえ、なんでもありません。空を見たら彼のことを思い出しちゃって。」 美鈴さんはあたしがそう言うと、美鈴さんは何も喋らなかった。 しばらくすると、美鈴さんが「そろそろ帰りましょ。」と言ったので、 屋上を出て、エレベーターに乗り込んだ。