~鳴海side~
はぁー…。
大きなため息をつきながら
バイトを終えて家へ帰った。
ガチャ
「…ただいま。」
返事なんて帰ってくるはずないのに。
親父は今日も女と遊びに行った。
俺の親父は小説家で、
結構有名。
この間なんかの賞をとったらしい。
んで自分で言うのもなんだけど…。
ちょっとした金持ちってこと!!
んでそれに目をつけた女どもと遊んでる。
ありえねーくらいに情けない父親。
そんな親父に怒ったのか、
またはあきれたのか。
母親は出てけと行って親父は
マジで出て行ったってことだ。
ありえねぇことだらけだ…。
俺は別にどーでもよかったんだけど
面白そうだからついてきた。
霧野マジ面白れー
つーかあれってよくみたらぜってぇ可愛いって!!
そんなことを思いつつ
冷蔵庫を開けた…。
