「姉ちゃ~んッ♪」
げっ‼あたしの敵2が来た‼
コイツはあたしの妹の雪李(セツリ)。
あたしと違って、背が小さくて
髪が長くて巻いてて。
スカートとか超似合うし、
なんかオーラがフワフワしてる。
世間的に言うとカワイイ?
あたしはそう思わないケド。
ご飯とお風呂を済ませたあたしは
自分の部屋でダラダラとしていた。
すると、その悪魔が来てあたしを呼んだ。
「ねぇちゃ~ん…」
この声は何かをねだる時の声だ。
「なに?あたし今忙しいから。」
「お願いがあるの。
本当に大事なことなの。」
雪李はあたしの目をじっと見る。
うーん…。これは本気っぼい。
しょーがない聞いてやるか。
