「もう少しってどのくらいだ。」 後ろを振り向かなくてもわかる、楽しそうな声音。自分の妹だというのに。 「もう、少しだ。」 もう少し朔への思いは心の内に。 朔が、完全に決意できるまで。 もうしばらく、待つとしよう…。 時間はまだまだ、あるはずだ。 番外編完