お兄ちゃんと身体を重ねてから数週間たった 普段通り、とはいかないけれど兄妹として接しているつもり お兄ちゃんは何もなかったかのように私に喋りかけてくれる まるで、本当になにもなかったかのような錯覚を起こすくらいに 所詮、その程度だったということだろう 自分から兄妹の愛だと言っておいて 変わらないお兄ちゃんの態度に落胆する愚かさを叱咤する