「だ、めだよ…私達…」 ――兄妹だよ? その言葉はまた塞がれた唇で言えなかった 「忘れて」 「、」 「今から少しだけ」 ――全部忘れて、男と女になろう 貴方なんて、大嫌い 涙が頬を伝う それを拭ってくれる手はいつもより更に冷たく感じた