「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 子供のようにベッドを叩いて駄々を捏ねる 「やだの!やだの!好きなの!大好きなの!」 「愛しッ」 その言葉は、途中で終わった お兄ちゃんの冷たい唇が、重なったことによって 啄むように 慈しむように 長く、長く 神聖なもののようで でもこれは、禁忌だ これ以上は、駄目だ