とけてながれて【完】




「雪華…泣いてるの?」


なんて聞くから


私はまた、息を止める羽目になる



「泣い、ッて…ない」



つめた息を少し吐き出して呟いた



「雪華は、嘘が下手だね」


バレると思っていなかった私は


ぎゅ、とシーツを握る


どんなに繕っても


お兄ちゃんには、敵わない


一番の、お兄ちゃん



あぁ、愚かな