笑う余裕のない景子はおどおどしながら見ていた。
「なんなんだよそんなキンタマ握るなんてうちのガキでもやんねーぞっ」
「ガキと一緒にすんなよ」
「おまえはガキ以下だっつーの」
「おっちゃんが頭から湯気出して怒ってっから悪りぃんだよ」
全く悪びれてない。
「来てんなら来てるって早く言えよ。」
とか言いながら何だか嬉しそうだ。香代子に促されてバックヤードの応接室に入る。
とは言えまだどうしていいか分からない景子はとにかく謝る。
「この度は誠に申し訳ございませんでした反省しております」
ある程度怒りを発散した丸山は穏やかになっていた。
「ネーチャンが本気で謝ってくれてるのは分かったよ。俺も熱くなりすぎたかもしんねーな。悪かったな。」
「い、いえ…とんでもございません」
真剣な景子の横で、香代子に出された饅頭をむしゃむしゃ食べる海人。
「おばちゃん、この饅頭、超美味いじゃんどこで売ってんの?」
空気を読めないのではなく、読まない。
(私が真剣に謝ってるってゆーのに)
ただ茶化しに来たとしか思えない。
「なんなんだよそんなキンタマ握るなんてうちのガキでもやんねーぞっ」
「ガキと一緒にすんなよ」
「おまえはガキ以下だっつーの」
「おっちゃんが頭から湯気出して怒ってっから悪りぃんだよ」
全く悪びれてない。
「来てんなら来てるって早く言えよ。」
とか言いながら何だか嬉しそうだ。香代子に促されてバックヤードの応接室に入る。
とは言えまだどうしていいか分からない景子はとにかく謝る。
「この度は誠に申し訳ございませんでした反省しております」
ある程度怒りを発散した丸山は穏やかになっていた。
「ネーチャンが本気で謝ってくれてるのは分かったよ。俺も熱くなりすぎたかもしんねーな。悪かったな。」
「い、いえ…とんでもございません」
真剣な景子の横で、香代子に出された饅頭をむしゃむしゃ食べる海人。
「おばちゃん、この饅頭、超美味いじゃんどこで売ってんの?」
空気を読めないのではなく、読まない。
(私が真剣に謝ってるってゆーのに)
ただ茶化しに来たとしか思えない。
