「ねぇ海人?」
 急に立ち上がった彩香を見る。
 「ん?わっ」
 彩香はいきなりバスタオルをストンと床に落とした。
 「な、何やってんだよ」
 彩香の全裸を見てしまった。
 「これから住ませてくれるお礼」
 顔を背けながら言う海人。
 「お、お礼なんていいよ」
 「海人って恥ずかしがり屋なのね」
 そう言って借りた服を着た。
 「もう服来たからいいよ?」
 「あ、ああ。あ〜、びっくりした…。な、何すんねん、いきなり」
 「アハハ!」
 若干照れながら彩香を見た。
 「…。」
 女の子がダボダボの服を着ると何か可愛らしく感じるが、まさにそれだった。
 「なぁに?裸の方が良かった?」
 「ち、違うよ」
 ムキになる海人が面白い。
 「何か言いたそうじゃん。言ってよ。」
 「ん?あ、あの…大きい服着た姿が可愛くて、さ」
 一段と照れる。
 「フフフ、ありがとう」
 そう言って海人の横に座った。