「先輩?」
「んだよ?」
今回はどうやって阻止しよ…
「俺と勝負しません?」
「はぁ?」
何言ってんのこいつ。
「勝負内用はテニス。俺が勝ったら琴音先輩に告白します。面白そうでしょ?」
「………俺が勝ったら?」
「告白はしばらく延期します。」
やめるつもりはねぇのか…
「あ。安心して下さいね?先輩が琴音先輩を好きなことは言いませんから♪」
まぁ、少しでも延期できんなら…
「…………わかった。」
やってやるよ
本気でな。
「負けませんよ!」
「望むところ。」
「あれぇ?珍しいね二人が一緒なんて。練習?」
「ううん。今から裕也先輩と勝負すんの。」
おいおい…
「えぇ!!マジで!?」
「何?どしたの?」
「今から二人で勝負すんだって!」
「ウッソ!楽しみ〜!」
ザワザワ
「なになに…?」
「あの裕也先輩と遠山が…」
「どっち応援……」
「私は遠山くんを……」
「えー!私は裕也様……」
めっちゃ人集まってんじゃん。
コソ
『これで琴音先輩も気づいてくれますね♪』
「……………しね。」
俺はうるせぇと
集中出来ねぇタイプなんだよ!

