なんだか外出なんかする気分じゃないけど、このまま家にいたらカビが生えそうかも。




そう思ってクローゼットに手をかける。




「アイス3段重ねって高いんだよなー」




自分への言い訳をすませると、部屋を後にした。




それから2時30分に街のバス停に着いた。




「あっ!優奈ってば遅いー!アイス奢ってよねー」




「スーパーの88円アイスならいいってえええぇぇ!!!」




この絶叫は飲み込めなかった。




クールなファッションでキめた舞の横にはもう2人。




1人は、あたしもちょくちょく話すし、割と気があう男友達の直。