でも、さっき逆ギレしてしまった事が恥ずかしくて、振り向けない。
「わりぃ、どこにいるか分かんなかった」
・・・あたしって、最低だ。
何も悪くない先輩に謝らせるなんて・・・。
せっかく追ってきてくれたのに。
圭は空気を読んでか、黙っていた。
「あたしの方こそ、さっきは・・・、叩いてしまって、ごめんなさい」
「いや、つーかあれは俺が悪いんだろ?凪風が理由もなく、人を本気で叩くとかありえないし」
ここまで先輩に信用されてたんだ。
嬉しいけど、騙しているみたいな変な罪悪感に襲われる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…