「ふーん、まぁ無理には聞かないけど」 「やっさし~、まっ、サンキュ☆」 あたしの口調がいつもみたく明るくなったからか、圭も少し笑った。 「でもさ~けっこうビックリだよ、圭が親切とか」 「喧嘩売ってんの?つーか現在進行形で親切の欠片もないアンタよりはマシ」 いつものひねくれた会話に戻ってしまった。 「でも、本当にありがとうね」 全部あたしが悪くて・・・。 ちょっと前のあたしの頭の中は、 ーなんで栗原先輩が来るの?ー