あなただけを永遠に






「そーいえば、圭は何で学校にいるの?」




今日は、日曜日。




部活動は基本どの部もないし、なにか忘れ物でもしたんだろうか。




「ぁー、男子テニス部も引退祝いみたいな集まりがあんだよ」




「ちょっ、じゃぁ早く行かないと!!」




「さっきから焦ってるけどさ、アンタ何分たったと思ってんの?」




何分って・・・。




そーいえば、何分くらいたったんだろ。




「まだほんの10分くらいだよ」




あきれたように圭は言った。