「え?え?あのっ、あっあたし?」




またもや栗原先輩が話しかけてきて、完璧テンパってしまった。




「あはは、おもしろいねー。えっと、私は栗原彩花です。創真の彼女・・・かな」




照れているのか、少し赤くなる。




「あ・・・、あたしは凪風優奈です。今フリーなんで絶賛彼氏募集中ですはい」




「へぇ?こんなに可愛いコがフリーなんだ!男子は見る目ないね。つーか、高嶺の花って思ってるのかもよ?」




「いえそんな!あたしは1度も男子にはモテた事なくってあのそのえぇと」




言えば言うほど悲しくなってきた。




「彩花、お世辞も程々にって痛ったぁ!!蹴ったろ?今スリもビックリの速さで蹴ったろ?」