「ちょっと、なんであの人が来てんのよ」 舞があたしの方に寄ってきた。 「平川先輩が誘って、先輩も行きたいって言ったんだって」 「・・・・・・平川の野郎後で殺す」 みんな思う事は一緒らしい。 「まっ、平川先輩だって、悪気があったわけじゃないんだし。それにあたしの気持ちなんて知らないから」 無理やり笑顔をつくって見せた。 今日はお祝い会とお別れ会だから。 今日は楽しむよ。 そう舞に告げると、なんだか涙が出てきそうな気がした。