「相変わらず仲いいよなぁ、クソ、こんなにかわいらしい彼女を捕まえやがって」
平川先輩のひがむ声。
「せんぱぁーい、男の嫉妬は見苦しいですよ」
1年生の後輩が茶化すように笑う。
「そーだそーだ、彼女が出来ないからって八つ当たりすんな」
「貴様の幸せそうな顔を見るだけで腹立つんだよ湊!!」
「まぁまぁ、平川君だってモテないわけじゃないんだし」
栗原先輩の優しい声に、優しい瞳。
「まじで?俺裏でモテてる派?」
「そうだよ。平川君があまりに教室でもバカな事しかやらないから誰も見てくれないだけであって、可能性がないわけじゃないと思うよ」
「彩花、お前いつのまにそんな毒舌クイーンになったんだよ。平川、そこで泣くな。せっかく掃除した床が汚れる」


