「凪風、3年生がいなくなった今度の新人戦、県大会くらいいけよ?」 ボールを運び終えたあたしたちに声をかける湊先輩。 気を利かせてくれたのか、そっと離れる舞。 「寝言は寝てから言ってください」 「あきらめんのはやっ!」 先輩がフワリと笑うから。 つられてあたしも笑顔になってしまう。 あぁ、もう。 ズルいよ、先輩。 そんな優しい顔でこっちを見ないで・・・。 「あれ?熱でもあんのお前。顔赤くない?」