ズッキーは自席でケータイをいじっている。
「ズッキー、凜太郎のことどう思う?」
「凜ちゃん?かわいいじゃん?」
やはりこいつも知らないらしい。
放課後。
なんだが急にドーナツが食べたくなって街に出向いた。
男ひとりでドーナツの人気店に並ぶのもどうかと思ったが食べたいのだから仕方ない。
男ひとりは俺だけかと思ったら前の方にも並んでいた。しかも学ラン。
「ありがとうございましたー。」
学ラン男が会計を済ませて振り返った。
「あ、」
「…あ。」
和波だった。
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