「…あの学校は卑劣で下品ですからあまり関わらないようにしてくださいね。次から気をつけてください。」 凜太郎はそう言い残すと、教室に戻って行った。 幸雄も教室に入った。 「凜ちゃん何て?」 「…喧嘩すんなって。」 「喧嘩?誰と?」 「西高のやつ。」 「西ってあの男子ばっかの不良高か。」 「あっちが悪いんだよ。こっちは被害者。」 「…ふーん。まあ俺は女の子がいない学校には興味ないしね〜。」 瑞希はそう言って女子の輪にまざりに行った。