さくらシンドローム


部屋に戻ると、凜太郎の説教が始まった。

「どうしてあなたたちはあのような方たちと喧嘩をするんですか。」

「だって三原さんが…」

「だってもくそもありません。今回はあまり強い相手じゃなかったから良かったものの、あっちの組合の方は銃を持ってたりもするのですよ。今日はナイフだけだったから良かったけれど。」

ナイフでも充分物騒だ。

「三原さん一人だったらこんな大事にはなってませんでしたよまったく。」

「え、」

「凜太郎くん、それは言わない約束よね?」

「…すみません。」

「え、何、三原さん、え、」

「ふふ。私これでも生徒会メンバーよ?」

なん…だと…?まさか三原さんも…?

最強すぎるだろ生徒会。