「担任!?お前生徒じゃねえの!?」

松井は小柄で童顔だ。

「失礼だな!これでも29だよ!それに制服着てないし!」

「はあ。」

「それより桐生君、職員室に来てって言ったじゃん。なんでこんなところにいるの。」

「え、いや…」

「さあさあ、早く職員室行くよ。」

「え、ちょ、」

松井に引きずられて幸雄は校舎に入った。