―次の停車駅のホーム。
「もう電車来るで。」
電車を待つ高校生たち。
一人は制服、もう一人は私服を着ている。
「うわ~、スカートベトベトで気持ち悪い~。」
「うちもやわ。
今からバイトやのにうっとおしいな。」
制服姿の[みゆき]が隣りにいる友人「ユリ」の耳元でささやく。
「なあ、ユリ。
バイトの前に一丁仕事しようか?」
みゆきがユリに何やら話を持ちかけた。
「おやじ狩り?!
またやるん…?」
ユリはいやそうに顔をしかめた。
「雨の日は絶好のチャンスやで。
今日はどんなカモがいてるかな~。」
みゆきは[おやじ狩り]をゲーム感覚で楽しんでいるようだ。
今までに何人もの大人に痴漢容疑をかけて示談にすると言ってお金を巻き上げていた。
しばらくして電車がホームへと入ってきた。
扉が開いて下りる人と乗る人が交差しながら流れて行く。
みゆきは一番前からすばやく電車に乗り込んだ。
ユリは少し間隔をおいて乗ってきた。
車内は人が通る隙間もないくらい混んでいる。
みゆきは人ごみに押され自然と窓際の方へと流れてきた。
そして辺りを見回し適当なカモがいないか探りを入れている。
「もう電車来るで。」
電車を待つ高校生たち。
一人は制服、もう一人は私服を着ている。
「うわ~、スカートベトベトで気持ち悪い~。」
「うちもやわ。
今からバイトやのにうっとおしいな。」
制服姿の[みゆき]が隣りにいる友人「ユリ」の耳元でささやく。
「なあ、ユリ。
バイトの前に一丁仕事しようか?」
みゆきがユリに何やら話を持ちかけた。
「おやじ狩り?!
またやるん…?」
ユリはいやそうに顔をしかめた。
「雨の日は絶好のチャンスやで。
今日はどんなカモがいてるかな~。」
みゆきは[おやじ狩り]をゲーム感覚で楽しんでいるようだ。
今までに何人もの大人に痴漢容疑をかけて示談にすると言ってお金を巻き上げていた。
しばらくして電車がホームへと入ってきた。
扉が開いて下りる人と乗る人が交差しながら流れて行く。
みゆきは一番前からすばやく電車に乗り込んだ。
ユリは少し間隔をおいて乗ってきた。
車内は人が通る隙間もないくらい混んでいる。
みゆきは人ごみに押され自然と窓際の方へと流れてきた。
そして辺りを見回し適当なカモがいないか探りを入れている。