佐奈は１０時から【たこ萬】でバイトだ。

いつも近道をして暗い路地を自転車で走ってくる。

それは日常の事、何も怖いはずがない…

何も知らず走っていた佐奈に突然、男二人が飛びかかってきた。

自転車が倒れ佐奈もそのまま地面に倒れ込んだ。

いきなりで一体何が起こったのかわからない。

目の前に男の顔が…

ビシッ！！

気の強い佐奈は一人の男にビンタした。

「お姉ちゃん、ずいぶん威勢がいいな。
仕事行く前にちょっと遊んで行けへんか？」

佐奈はやっと今、自分がおかれている状況を知った。

男たちは通りから見えない建物の中に佐奈を連れ込み乱暴しようとした。

「な、何するの？！
ちょっと放して！」

佐奈は必死で抵抗する。

「まあ、お前も男とかなり遊んでるんやろ？
たまには違う相手もええやろ。」

ニヤリと笑う男。

そして一人が佐奈の腕を抑えつけ、もう一人が馬乗りになった。

上に乗った男が佐奈のシャツを無理やり引きちぎる。

「いやっ！」

佐奈は必死でもがいていたが、男の力には勝てない。

男は佐奈の胸に顔をうずめ、はがいじめにした。

「やめて～！」

佐奈の声が震え、涙があふれ出た。

男は佐奈の下着を下ろすと手を突っ込んだ。

「誰か～、助けて！」

佐奈の悲痛な叫びはどこへも届く事はなかった。