―【たこ萬】では
以前、佐奈の代わりにアルバイトをしていた里美が友人を連れて遊びに来ていた。
おじさんも里美の事をとてもかわいがっていてすごく喜んでいる。
「おっちゃん、忙しそうやな。」
「そうやねん。ベンもいてないし、里美ちゃんがまたアルバイトにきてくれたら嬉しいけど。」
おじさんがにやけながらそう言った。
「ベンちゃんがいてたら考えるけど。もう辞めたんやろ?」
(ベンちゃん?!)
まな板の上でたこをさばいていた佐奈の手が急に止まった。
カウンターをはさんで佐奈と里美の目がバッチリ合ってしまった。
里美は気にする事無くおじさんと話を続けた。
「べんちゃんと会えると思って楽しみにしてたのに。
残念やわ。」
「まぁ、里美ちゃん、ベンは今受験やから落ち着いたらまた来るから、な!」
「ホンマに?!
じゃ、これからしょっちゅう遊びに来るわな。」
(もう来やんでいいよっ!)
佐奈は一応客である里美に聞こえないようにブツブツと独り言を言った。
そんな佐奈を見て里美が、
「ねぇ、お姉ちゃん新しいバイト?」
(お姉ちゃん?!大して年、変わらんやろ!)
今度は佐奈が無視してまた手を動かした。
佐奈の顔色をうかがいながら、おじさんが代わりに答えた。
「まぁ、そんな感じかな?」
(おっちゃん、なんでウソつくのん?
うちがずっと働いてる事バレたら都合が悪い?)
佐奈はおじさんをジロッとにらんだ。
長年一緒にいるとこれだけで通じ合うものがある。
さらに里美はベンとの思い出話を続けた。
「ホンマ、うちとベンちゃんって気があってたよな。
前に働いてた人がめっちゃキツイ人でベンちゃんいつも苛められてたんやろ?!
かわいそうに…」
(誰がいじめてたって?!)
その言葉を聞いた瞬間、佐奈は持っていた包丁を上へと突きあげた。
(や、やばい!刺される。)
以前、佐奈の代わりにアルバイトをしていた里美が友人を連れて遊びに来ていた。
おじさんも里美の事をとてもかわいがっていてすごく喜んでいる。
「おっちゃん、忙しそうやな。」
「そうやねん。ベンもいてないし、里美ちゃんがまたアルバイトにきてくれたら嬉しいけど。」
おじさんがにやけながらそう言った。
「ベンちゃんがいてたら考えるけど。もう辞めたんやろ?」
(ベンちゃん?!)
まな板の上でたこをさばいていた佐奈の手が急に止まった。
カウンターをはさんで佐奈と里美の目がバッチリ合ってしまった。
里美は気にする事無くおじさんと話を続けた。
「べんちゃんと会えると思って楽しみにしてたのに。
残念やわ。」
「まぁ、里美ちゃん、ベンは今受験やから落ち着いたらまた来るから、な!」
「ホンマに?!
じゃ、これからしょっちゅう遊びに来るわな。」
(もう来やんでいいよっ!)
佐奈は一応客である里美に聞こえないようにブツブツと独り言を言った。
そんな佐奈を見て里美が、
「ねぇ、お姉ちゃん新しいバイト?」
(お姉ちゃん?!大して年、変わらんやろ!)
今度は佐奈が無視してまた手を動かした。
佐奈の顔色をうかがいながら、おじさんが代わりに答えた。
「まぁ、そんな感じかな?」
(おっちゃん、なんでウソつくのん?
うちがずっと働いてる事バレたら都合が悪い?)
佐奈はおじさんをジロッとにらんだ。
長年一緒にいるとこれだけで通じ合うものがある。
さらに里美はベンとの思い出話を続けた。
「ホンマ、うちとベンちゃんって気があってたよな。
前に働いてた人がめっちゃキツイ人でベンちゃんいつも苛められてたんやろ?!
かわいそうに…」
(誰がいじめてたって?!)
その言葉を聞いた瞬間、佐奈は持っていた包丁を上へと突きあげた。
(や、やばい!刺される。)
