「いらっしゃいませ。
本日はご予約のお客様でしょうか?」
あゆ美もかなり緊張ぎみだ。
「は、はい。
竹原ちあきさんの紹介で西脇店長にお願いしているんですが。」
「そうですか、かしこまりました。
では、奥の方へどうぞ。」
ちあきの名前を出した途端、急に店員の態度が変わった。
(やっぱり、ちあきさんはすごい人なんだ。)
特別な部屋へと案内される僕たちを待っている客たちがジロジロと見ていた。
奥に通された部屋は個室になっていて、大きな全身鏡の前に椅子が一つ置かれたシンプルな作りになっている。
「店長を呼んで参りますので、こちらで少々お待ちくださいませ。」
若い店員は丁寧に挨拶をして部屋を出て行った。
「ふぅ~、なんか緊張するわね。」
「あゆ美さん、ここで髪を切るんですか?」
「決まってるでしょ。
あなたをイメチェンさせるのよ。」
「イメチェン?」
「要するに髪型をカッコよくしてもらうの。」
「えっ?!この髪型じゃだめですか?」
僕自慢の7:3。
あゆ美は真顔で話す僕を見てクスッと笑った。
「それじゃぁねぇ~。
今どき、その髪型はムーディーぐらいでしょ。」
意味不明な言葉。
だめならだめとはっきり言ってくれればいいのに…
しばらくすると、店長らしき女性が僕たちの前に現われた。
本日はご予約のお客様でしょうか?」
あゆ美もかなり緊張ぎみだ。
「は、はい。
竹原ちあきさんの紹介で西脇店長にお願いしているんですが。」
「そうですか、かしこまりました。
では、奥の方へどうぞ。」
ちあきの名前を出した途端、急に店員の態度が変わった。
(やっぱり、ちあきさんはすごい人なんだ。)
特別な部屋へと案内される僕たちを待っている客たちがジロジロと見ていた。
奥に通された部屋は個室になっていて、大きな全身鏡の前に椅子が一つ置かれたシンプルな作りになっている。
「店長を呼んで参りますので、こちらで少々お待ちくださいませ。」
若い店員は丁寧に挨拶をして部屋を出て行った。
「ふぅ~、なんか緊張するわね。」
「あゆ美さん、ここで髪を切るんですか?」
「決まってるでしょ。
あなたをイメチェンさせるのよ。」
「イメチェン?」
「要するに髪型をカッコよくしてもらうの。」
「えっ?!この髪型じゃだめですか?」
僕自慢の7:3。
あゆ美は真顔で話す僕を見てクスッと笑った。
「それじゃぁねぇ~。
今どき、その髪型はムーディーぐらいでしょ。」
意味不明な言葉。
だめならだめとはっきり言ってくれればいいのに…
しばらくすると、店長らしき女性が僕たちの前に現われた。