ガリ勉くんに愛の手を

そして、ゆっくりうちの前に立った。

「大丈夫か?」

「うん。」

そして寝室へ…

前と何も変わっていない。

同じ部屋、同じベッド。

あの時は、酔っぱらっていたけど今日は正気…

そして、二人でベッドに横たわる。

「怖くない?」

「もう、大丈夫。
ごめん。ずいぶん待たせて。」

「アホか、そんな事気にせんでいいよ。」

(ありがとう、健二。)

「佐奈、好きやで。」

(うちも…)

そして、うちは健二に身をまかせた。

時がゆっくりと流れていく。

どこかへ消えて行きそうな意識の中でずっと昔の事を思い出した。