翌日の朝。
佐奈はあの嫌味なまりに都内を案内してもらう事にした。
まりは、健二から佐奈の必要なモノや欲しいものを買ってくれと頼まれてクレジットカードを預かっていたらしい。
(健二も、本物のスターやな。カードなんか持たせて…)
佐奈はふと昔の事を思い出した。
・・・・・・
健二が若手芸人の頃。
「佐奈、悪い。
今日、給料日前で一銭もないねん。
飯作って。」
「仕方ないな~。
じゃ、うちがラーメンたいてあげるわ。」
「ラーメン?!
そんなんじゃ腹ふくれへんで。」
「しょうがないやん。
うちもお金ないんやから。」
「そうや、おっちゃんとこでたこ焼きおごってもらおうか?」
「それがええわ!」
・・・・・・
(そんな時代もあったな。)
「佐奈さん?何か買いたいものは?
服とか、化粧品とか。
健二さんから佐奈さんの好きなものなんでも買ってあげるように頼まれたので。
あー、うらやましい。」
(ホンマ憎たらしい!)
佐奈は愛想よく笑って見せたが、心の中は煮えくりかえっていた。
「うち、別に欲しいものないし。」
「あ、そう。変わった人。」
(どっちがや?!)
佐奈はあの嫌味なまりに都内を案内してもらう事にした。
まりは、健二から佐奈の必要なモノや欲しいものを買ってくれと頼まれてクレジットカードを預かっていたらしい。
(健二も、本物のスターやな。カードなんか持たせて…)
佐奈はふと昔の事を思い出した。
・・・・・・
健二が若手芸人の頃。
「佐奈、悪い。
今日、給料日前で一銭もないねん。
飯作って。」
「仕方ないな~。
じゃ、うちがラーメンたいてあげるわ。」
「ラーメン?!
そんなんじゃ腹ふくれへんで。」
「しょうがないやん。
うちもお金ないんやから。」
「そうや、おっちゃんとこでたこ焼きおごってもらおうか?」
「それがええわ!」
・・・・・・
(そんな時代もあったな。)
「佐奈さん?何か買いたいものは?
服とか、化粧品とか。
健二さんから佐奈さんの好きなものなんでも買ってあげるように頼まれたので。
あー、うらやましい。」
(ホンマ憎たらしい!)
佐奈は愛想よく笑って見せたが、心の中は煮えくりかえっていた。
「うち、別に欲しいものないし。」
「あ、そう。変わった人。」
(どっちがや?!)
