店の名前まで変わっている。

(仕方ない。せっかくだから中に入って見よう。)

カラン、カラン…

どこか懐かしいベルの音。

店に入ると、そこは異空間だった。

思ったより店内は広いが、客の姿はどこにもない。

電気もついているのかわからないほど薄暗い感じ…

辺りを見渡し、店員がいるか確認する。

(開いているのかな?
お店の人いないみたいだし…)

その異様な雰囲気が段々気味悪くなってきた。

(やっぱり帰ろう。)

体を一回りさせて入って方へと歩き出したその時!

扉の前に誰かが…!

「いらっしゃいまっほ~♪」

(ま、まっほ…?!)

誰なんだ?一体!

「真帆リンの館【まほまほ】へようこそ!」

ここのお店の子?

僕と同じ年ぐらいの女の子。

服装は…まるで魔女?!

ほうきまで持っている。

「あ、あの~
お店を間違えたようです。」