「なぁ菜誇」
「ん?なに?」
「屋上行こーぜ」
「今から!?」
「今から」
ニヤリと笑う連
「じゅ…授業は?
一時間目はじまっちゃうよ?」
「サボればいいよ」
「っな…!」
「レッツゴー!」
とか言いながら
私の手を引く連は
私が転けそうなのもお構いなしに
走って屋上に行く
「ちょっとれーんー!」
「んー?」
なんてのんきな返事
[はぁ…]
心のなかでため息をつきながら
顔はにやけてたと思う
こうゆう時間がすき
連に振り回されるこうゆう時間
すごく好きなんだよ
――…もぅ隣にはいないけど
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