ー晋祐目線ー

あ―くそー…
やりすぎたか…?


いやいや…でもあいつが
悪いんだ!!
恋愛なんて興味ないとか言うし…


ドS心を燃やすって感じで……
絶対におとしてやる……
ちくしょうめ…!!


でもなぁ…
キ…キキキキ…

「晋祐君?」
「ぎゃぁぁぁぁ!!!って…波久保先輩…?」


「どうかしたのかい?顔が赤いよ??」

「あ―…ちょっとぶつけただけッスよ…!」


波久保龍。先輩
(なみくぼ りゅう)
テニス部の先輩で
いっつもニコニコしてる


「さては…未来ちゃんにキスでもしちゃったかな?」

どんがらがっしゃーん


「あらら…?図星」


「先輩…笑顔でサラリと言わないで下さいよ…」

「あはは♪でも案外やるねぇ…晋祐君も男って訳か」

「…そりゃあ………」


一瞬だけ...緊迫した空気が流れた


「でも…気を付けてた方がいいよ?
僕達三年とかに狙われちゃうかもよ?
未来ちゃん可愛いからさ♪んじゃあね☆」


「……分かってますよ」


波久保先輩も…男って訳だ
未来は絶対渡さねぇ……。