ふと我がに帰ると
私の頬には
一筋の涙が。
「そっか…
莉衣菜翔平のこと好きだったもんね。」
「好きだったんじゃないもん。
今も大好きだもん…!!」

私は一生懸命しゃべった。


ねぇ。翔平。
私が翔平のこと追いかけても
翔平はすぐ遠くへ行ってしまうね。
私がいくら呼び止めても
翔平の行き先は
私のお姉ちゃんのところだよね?

だったら私は立ち止まる。
翔平が帰ってくるまで。


でもね。
そんな簡単に立ち止まれたら
今まで翔平のこと
追いかけてなかったよ。


だからね翔平。
私はまだ
翔平のこと
追いかけていてもいいですか。

まだ翔平のこと好きでいても
いいですか。