「いまなんて…?」 「だから!俺は莉衣菜がすきなの!!」 一瞬本当に嬉しかった。 でも私の中の悪魔が 由衣菜のことを見ている 翔平の風景をばっかり見せてくる。 「どうせ…」 「え?」 「どうせお姉ちゃんに会いたいだけでしょ!! 私を使って!!」 私はその場から逃げ出そうとした。 「ちょっ…待てよ!」 私は必死に走ったが すぐに捕まってしまった。