授業中...
『なぁなぁ』
小声で翔平が話しかけてくる。
それだけで嬉しくなってしまう私。

『なに?』
『由衣菜さ。
俺のこと好きなのかな。』

翔平…
翔平も不安なんだ。

『私も分かんないょ…』

『そうだよな。』
なぜか翔平は私に
悲しい顔を見せた。

翔平はいつも明るいのに
今日は違う。