「キャハハハっ __それでさー…」 隣の部屋からお姉ちゃんの声が聞こえる。 私の部屋と お姉ちゃんの部屋。 その境目にある壁は そんなにぶ厚くはない。 だからお姉ちゃんの声は 毎日のように聞こえる。 多分、 翔平と電話でもしてるのだろう。 そう考えると 胸がキューってなって 苦しくなる。 そんな日が毎日のように続いた。 私は出来るだけ お姉ちゃんの声が聞こえないように 両手で耳を押さえて ベットにもぐりこんだ。