「っっはぁ!!」

やっと離れた瞬は肩でぜぇぜぇ言ってる私を見て笑っている。

「ば、ばかぁ!!」

真っ赤な顔で瞬を思い切りにらむ。

「なに?そんな顔して襲われたいの??」

クスクス笑って私の顎をつかむ。

「そ、そんなんじゃない!」

私は、瞬の腕を振り払って保健室を走り出た。