茜「泣いてなんか…!」









急いで目をさわると、冷たいものが触れる。あ、れ。私泣いてる




恥ずかしくなって和泉に背を向けた。
和泉はその様子を見て笑いだす。










和泉「昔から変わらないな、お前

   泣き虫な癖に強がりで、泣いたら人に背を向ける癖」









やめて、私のことわかってるみたいにしゃべらないで













和泉「まあ、そんなとこが俺は…」











好きになっちゃうから、いやだ










突然後ろから和泉が私を抱き締めた








和泉「落ち着く…?」

茜「………うっさい」

和泉「ははっ、やっぱ茜はそっちのがいいよ」

茜「なによ、いつからこんなに大きくなったのよ。」

和泉「昔から」

茜「あたしより、背小さかったくせに」

和泉「…うるせー。お前こそ、ちゃんと食ってんの?」

茜「つまり?」

和泉「小さい」

茜「死ね」











ばか、私が小さくなったんじゃなくて、アンタがでかくなったんだよ
























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