「悠斗さんってすごい人だったんですね……」
「いやいや、俺は全然。実際、親の会社でデザイナーとして雇ってもらってるだけだから」
悠斗さん謙遜してるけど、わたしでも知ってる有名ブランドのデザインを手掛けているんだからやっぱりすごいよ。
「悠斗さんのデザインしたもの見てみたいなぁ」
美月は自分でも驚くほど素直にそんな言葉が出てきた。
「俺に興味持ってくれたのかな?」
悠斗は手にしていたシャンパングラスを美月に差し出しながらからかうような口調で問いかけた。
「べ、別に。ただどんなのを作ってるんだろうっていう素朴な疑問です」
あぁ……また可愛くない言い方しちゃったよ……


