2度目の恋は、やさしい蜜の味

それからしばらく他愛のない話をしながら、由美が入れた紅茶を飲み終えると、着替えの為に徒歩5分くらいに位置する美月のアパートへと2人は向かった。


「来るたびに思うんだけど、美月の部屋って男の人並みにシンプルだよね」

「そうかな?見える所に物を置いてないと掃除がしやすいから、面倒くさがりのわたしにはこれくらいがちょうどいいんだよ」


由美と会話をしながら、美月はクローゼットから適当に洋服を取り出すと、さっと着替えた。