2度目の恋は、やさしい蜜の味


「あの……恋愛する資格が無いと思ったことってありますか?」


美月は真剣な眼差しで香月を見つめた。

香月は何かを感じ取ったようだがそれを表には見せず優しく微笑みむと静かに答えた。


「資格かぁ。それこそ剛志に私のような女は釣り合わないって思ってた時はそんな風に思ってたかな。でも、恋愛する資格って誰が決めた訳でもない。自分自身を戒めるために自分自信が決めてることなんじゃないかなって考えたの。だから、同じことを繰り返さないということを肝に銘じることで自分を許してみようかなって思ったのよね。もちろん、それで私の犯した過ちが消えるわけではないんだけどね。過去を受け止めて前に進むのってすごく勇気のいることだけど、一歩踏み出してみると違う風景が見えてくるかもしれない。それを一人でやれって言われたらとても難しいことだけど、支えてくれる人がきっといる。美月ちゃんのことを大事に思ってくれてる人、すぐ隣にいるじゃない。だから、きっと大丈夫。もし、美月ちゃんが前に進み始めて折れそうになっても支えてくれるから。ね?」


香月は目に薄ら涙を浮かべている由美に向かって微笑みかけた。

由美は「もちろんです」と力強く答えると何があっても自分は美月の味方だからと伝えるように、美月の手をぎゅっと握りしめた。