とは言っても男に慣れていない美月は恥ずかしさが募り、「あの、手を……」離してくださいと頼もうとしたのだが、「さっきのやつがまだこっちを睨んでるから、もう少し我慢して」と自分の言葉に被せて男性に囁やかれてしまい最後まで言えなかった。
居酒屋を少し通り過ぎ、路地に入ったところで美月の肩に置かれた手が外された。
あれ……?
なんだか……
「突然、悪かったな」長身の男性は横から美月の顔を覗きこむようにして、謝った。
「う、あ、いいえ、腕を掴まれて逃げたいのに逃げれなかったので、助かりました。本当にありがとうございます」
目の前にいきなり顔が現れたからびっくりした……。
謝ってきたということは、やっぱり助けてくれたんだ。
うまく逃げようと考えていたけれど、腕を離してもらえない限り無理そうだったから本当に助かった。
居酒屋を少し通り過ぎ、路地に入ったところで美月の肩に置かれた手が外された。
あれ……?
なんだか……
「突然、悪かったな」長身の男性は横から美月の顔を覗きこむようにして、謝った。
「う、あ、いいえ、腕を掴まれて逃げたいのに逃げれなかったので、助かりました。本当にありがとうございます」
目の前にいきなり顔が現れたからびっくりした……。
謝ってきたということは、やっぱり助けてくれたんだ。
うまく逃げようと考えていたけれど、腕を離してもらえない限り無理そうだったから本当に助かった。


