2度目の恋は、やさしい蜜の味

サークルのみんなと合流した4人は、部長の親戚が経営しているという海の家で食事を取り、再び海に繰り出した。

雲一つ無い青空の中、美月は浅瀬の海で浮き輪に捕まりぷかぷかと浮きながら砂浜で遊んでいる皆を眺めていた。


太陽が照りつけてる時に入る海って気持ちいいなぁ。

衣服を身に付けない、この縛りのない感じが人を解放的にさせるんだろうなぁ。


砂浜では、家族連れや恋人同士、友達同士などいろいろな人で溢れかえっている。

その中には、菜緒子に迫られている悠斗の姿もあった。


悠斗さん、菜緒子に気があるようには見えないけど、迷惑がってもいない感じ。

菜緒子は美人さんだし好意を持たれて嫌な気分になるはずないか。

なんだかちょっとモヤモヤする……

ああ、もう、きっと1人でいるからこんな変な気分になるんだよ。

よし、わたしもみんなと一緒に騒いじゃおう。


浅瀬で浮いていた美月は歩いて戻ろうと浮き輪から片手を外し、浮かせていた足を砂に下ろした……はずだった。